陶芸の里・益子を散策 [歴史・レトロ・旅行]
お出かけ日和なので、何年ぶりかで益子町へ。
笠間まで北関東自動車道を利用して約1時間で到着。
まずは150年前から製陶業を営み
益子で最大規模を誇る「つかもと」に立ち寄ってみました。
塚本家が所有する古民家で、3年前から蕎麦処を
営業しているというので早速入ってみることに。
太い柱をふんだんに使った黒光りする格調高い大空間!
これまではイベント会場として利用していたそうで
土間にはグランドピアノが鎮座しておりました。
注文したのは、限定15食「天もり蕎麦膳」(1500円)。
益子産の地粉にこだわった本格手打ち蕎麦を
「つかもと」の器と共に味わう至福のひととき。
ついで、敷地内にある「つかもと美術記念館」へ。
ここは近年まで塚本家の母屋だった重厚な日本家屋で
彫刻家・棟方志功が、この家で制作した肉筆の巨大屏風を始め
貴重なお宝がずっしりと陳列してありました。
外観は平家風なのに内部は一部、屋根裏部屋となっており
そこには塚本家代々の様々な生活用品が
大切に保管されておりました。
せっかくなので、併設のレトロな雰囲気の「茶房」に入ることに。
益子焼で人間国宝の故・島岡達三氏制作のコーヒー椀で
挽きたてコーヒーをいただけるなんて、まさに贅沢夢気分!
その後、共販センターや陶器通りを散策して
たっぷり目の保養をしたのでありました。
わずか3時間ちょっとの滞在でしたが
とても中身の濃いリッチな時間となりました。