重要文化財・旧三笠ホテルに魅せられて [歴史・レトロ・旅行]
旧軽井沢の市街地から少し離れると
辺りは雑木林に囲まれた超高級別荘地。
こんなところに別荘を構えられるなんて羨ましいけど
いったいどうやって建物を維持管理しているのかな?
お金も相当かかるだろうな?などと
無駄な考えを巡らせていると、突然
レトロな洋風の建物が視界に飛び込んできました。
明治期に当時の最先端・最高級の設備を備えて建てられた
木造純西洋式ホテル建築の重要文化財「旧三笠ホテル」です。
その華麗な佇まいから”軽井沢の鹿鳴館”とも。
個人的には明治期の西洋建築を見るのが大好きなもので
一目見てすっかり虜になってしまいました。
設計・施工とも全て日本人によって行われたそうで
手の混んだ複雑な装飾を随所に見ることがことができます。
西洋文明の香りが色濃く漂うロビー室。
各部屋には全て暖炉が備えられています。
格子窓越しに見える景色の何という美しさ!
開業当初は主に外国人の利用が多かったようですが
次第に近衛文麿や渋沢栄一、大隈重信など
日本を代表する政財界人が数多く滞在するように。
戦後は米軍に接収されたりと、様々な経過をたどり
昭和55年に軽井沢町に贈与、同時に国の重要文化財に指定。
一般公開されるようになったそうです。
(同館パンフレットより)
こんな貴重な明治期の本格洋風建築物が
軽井沢の森の中にひっそりと存在していたなんて。
晩秋の軽井沢へ [歴史・レトロ・旅行]
体調もなんとか回復してきたところで
8日(水)〜9日(木)の二日間はノン・ブラック旅行会。
お絵描き仲間12名で、軽井沢・草津方面へ
アートな小旅行を楽しんできました。
初日はあいにくの曇り空。
最初に向かったのは中軽井沢の超セレブな「星野リゾート」。
木立に囲まれたスペシャルな敷地内を散策しました。
本物のリンゴを使ったおしゃれなオブジェも!
点在する教会を見学したり、スケッチしたり。
こちらは1921 年に建てられた「軽井沢高原教会」。
結婚式がなければ見学はOK。
明治・大正期のキリスト教指導者・内村鑑三の顕彰を
目的に建てられたという「内村鑑三記念堂」。
石の教会とも呼ばれる大変ユニークな建物で
若いアジア系外国人の姿が目立ちました。
次は最も期待していた「旧軽井沢銀座」。
おしゃれな&レトロなショップが数多く立ち並ぶ
町並みをマップ片手にわくわく気分で巡りました。
教会通りのアーケードを抜けると、目の前には
1935年に英国人ワード神父により設立された
「聖パウロ・カトリック教会」が!!
古い建物が存分に活用されています。
天皇皇后両陛下が若かりし頃
ロマンスを育んだことで有名な
テニスコートへ向かう『テニスコート通り」。
残念ながら時間が足りず行けませんでした。
現地で線描きだけ済ませた軽井沢高原教会のスケッチに
帰宅後着色して仕上げました。