'18「御岩神社」へ初詣 [歴史・レトロ・旅行]
正月2日は、私的パワースポット・御岩神社へ初詣。
年々、若い女性を中心に人気急上昇中ということで
昼なお暗き広い境内は厳しい寒さにもかかわらず
大勢の初詣客で賑わっていました。
入り口の社務所では暖炉と無料の甘酒接待も。
温まって美味しいのでお代わりしちゃった。
境内ではこんな光景も。
江戸時代には水戸藩直轄の神仏習合の山岳霊場として
大いに栄えたので、その名残が続いているようです。
明治期の廃仏毀釈から免れた秘仏
大日如来像(室町時代作とか)もご開帳!
社殿までの長い参道には、ずらりと行列が!
入院中の母の安寧祈願も込めて
昇殿によるお祓いをお願いするため
本殿脇に昨年暮に完成したばかりの参集殿へ。
旧知の宮司さんにお会いできて幸いでした。
これまでは隙間風の入る仮設テントの中で
ストーブに暖まって順番待ちしていたもの。
でも今年からは
暖房のよく効いた新しい控え室でゆったり待機の後
他の依頼者と共に本殿の中で厳かなお祓いを受け
「家内安全」のお札と神社パワーを授かりました。
皆様明けましておめでとうございます!
平成30年最初の記事をお届けします。
今年も「続・日向の薫り」をよろしくご愛読ください。
朝の築地本願寺で [歴史・レトロ・旅行]
金・土曜日の二日間、師走の東京を巡ってきました。
2日目の今日は朝早いうちにホテルをテェックアウトし
地下鉄日比谷線を利用して築地駅で下車。
私好みの古代インド様式の仏教寺院「築地本願寺」は
さすがに土曜日の早い時間帯とあって参拝客はまばらでした。
浄土真宗本願寺派に属するこの寺院の特徴は
自由に本堂に入れて撮影も自由というおおらかさかも。
重要文化財の本堂は威圧されるほど巨大で
中央の金色に輝く本尊・阿弥陀如来立像を前にすると
信仰心の乏しい私でも不思議なくらい
敬虔な気分に浸ることができました。
石造りの聖空間を心ゆくまで巡った後は
先月オープンしたばかりのお寺カフェ「Tsumugi」で
こだわりの朝食「18点の朝ごはん」を食することに。
寺院が一望できる全面ガラス張りの特等席に案内されて
”築地のお寺の朝ごはん”を初体験!
小鉢に美しく盛られた16種類の選び抜かれたおかずと
お粥、味噌汁からなる朝ごはんを、心ゆくまで堪能。
インスタ映えも、なかなかなものでしたよ。
この後は、豊洲への移転問題で何かと話題の絶えない
隣の「築地場外市場」へ向かいましたが
ランチタイムに近いためか
いくつもある寿司屋はどこも長蛇の列!!
予想以上の人混みに翻弄されてしまいました。
まさに聖と俗が隣合わせ。これだから東京巡りは楽しい!
おもちゃと人形 自動車博物館 [歴史・レトロ・旅行]
群馬県の伊香保温泉近くに、とてもユニークな博物館がありました。
この種のものとしては日本最大級のアミューズメントパークとか。
入場料1080円を払って足を踏み入れると
たちまち昭和の時代にタイムスリップ!
懐かしいオモチャや人形、テディベアのテーマ別展示
昭和の街並みを再現した駄菓子屋横丁や
往年の名車を集めた自動車博物館、昭和スターロマン館
世界のワインとビールの展示などなど
コレクションはとても半端な数じゃありません。
懐かしいスマートボール場では、専属のおじさんが
あの手この手でゲームに誘ってきます。
膨大な数のコレクションとこだわり抜いた展示には
圧倒されるやら呆れるやら、ともかく楽しすぎます!
よくもこんなに集めたもの。
これぞ昭和の香りムンムンの飲み屋横丁。
若かりし頃の由美かおるさんの妖艶な看板も。
背景にはザ・ピーナッツのモノクロ写真が。
ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田
プロレス全盛時代がよみがえります!
昭和を代表する往年のスターたちの
プロマイドが壁一面にずらり〜!!
まさに昭和ノスタルジーの極み。
キューピーさんの製造機械なんて初めて見ました。
屋外展示場にも昭和を色濃く感じさせる様々な仕掛けが!
館内には駄菓子やオモチャを買えるお店もあるので
記念に350円の駄菓子袋を買ってきました。
袋を開けると
色とりどりの駄菓子がぞろぞろと出てきました。
「プロが選ぶ人気観光施設100選」にも
1999年(第20回)から連続入賞中で
国内の私設ミュージアムとして集客国内No.1
こんなトンデモナイ施設を作った人の顔が見たいもの。
重要文化財・旧三笠ホテルに魅せられて [歴史・レトロ・旅行]
旧軽井沢の市街地から少し離れると
辺りは雑木林に囲まれた超高級別荘地。
こんなところに別荘を構えられるなんて羨ましいけど
いったいどうやって建物を維持管理しているのかな?
お金も相当かかるだろうな?などと
無駄な考えを巡らせていると、突然
レトロな洋風の建物が視界に飛び込んできました。
明治期に当時の最先端・最高級の設備を備えて建てられた
木造純西洋式ホテル建築の重要文化財「旧三笠ホテル」です。
その華麗な佇まいから”軽井沢の鹿鳴館”とも。
個人的には明治期の西洋建築を見るのが大好きなもので
一目見てすっかり虜になってしまいました。
設計・施工とも全て日本人によって行われたそうで
手の混んだ複雑な装飾を随所に見ることがことができます。
西洋文明の香りが色濃く漂うロビー室。
各部屋には全て暖炉が備えられています。
格子窓越しに見える景色の何という美しさ!
開業当初は主に外国人の利用が多かったようですが
次第に近衛文麿や渋沢栄一、大隈重信など
日本を代表する政財界人が数多く滞在するように。
戦後は米軍に接収されたりと、様々な経過をたどり
昭和55年に軽井沢町に贈与、同時に国の重要文化財に指定。
一般公開されるようになったそうです。
(同館パンフレットより)
こんな貴重な明治期の本格洋風建築物が
軽井沢の森の中にひっそりと存在していたなんて。
晩秋の軽井沢へ [歴史・レトロ・旅行]
体調もなんとか回復してきたところで
8日(水)〜9日(木)の二日間はノン・ブラック旅行会。
お絵描き仲間12名で、軽井沢・草津方面へ
アートな小旅行を楽しんできました。
初日はあいにくの曇り空。
最初に向かったのは中軽井沢の超セレブな「星野リゾート」。
木立に囲まれたスペシャルな敷地内を散策しました。
本物のリンゴを使ったおしゃれなオブジェも!
点在する教会を見学したり、スケッチしたり。
こちらは1921 年に建てられた「軽井沢高原教会」。
結婚式がなければ見学はOK。
明治・大正期のキリスト教指導者・内村鑑三の顕彰を
目的に建てられたという「内村鑑三記念堂」。
石の教会とも呼ばれる大変ユニークな建物で
若いアジア系外国人の姿が目立ちました。
次は最も期待していた「旧軽井沢銀座」。
おしゃれな&レトロなショップが数多く立ち並ぶ
町並みをマップ片手にわくわく気分で巡りました。
教会通りのアーケードを抜けると、目の前には
1935年に英国人ワード神父により設立された
「聖パウロ・カトリック教会」が!!
古い建物が存分に活用されています。
天皇皇后両陛下が若かりし頃
ロマンスを育んだことで有名な
テニスコートへ向かう『テニスコート通り」。
残念ながら時間が足りず行けませんでした。
現地で線描きだけ済ませた軽井沢高原教会のスケッチに
帰宅後着色して仕上げました。
歴史の町・那珂湊の史跡探訪 [歴史・レトロ・旅行]
今日は市民交流センターが企画した
「歴史の町・那珂湊の史跡探訪」の行事があり
私もスタッフとして歴史大好きな22名の参加者に同行。
湊線を利用して、知的な大人の遠足を楽しんできました。
なんと、海浜鉄道の吉田社長(青のジャンバー)が
わざわざ勝田駅まで迎えに来て頂いたので感激〜!!
那珂湊駅では今回の歴史ガイドを引き受けて下さった
地元「い賓閣復元研究会」のメンバーさん6名と合流。
吉田社長には、那珂湊駅の歴史や海浜鉄道の未来
などについて熱く語っていただきました。
史跡巡りのスタートは定番の山上門と反射炉から。
でもそこは地元の歴史に精通しているメンバーさん
通り一遍の解説では収まりません。まるでBSの歴史番組を
見ているような気分にさせられちゃって、さっすが〜!
反射炉建設の指揮をとった若き棟梁・飛田与七のお墓にも。
市内最大規模を誇る古刹・華蔵院の
鮮やかな朱色の仁王門をくぐり抜け
かつて湊公園崖下から発見された御船倉貝塚や
那珂川との間付近にあったとされる水戸藩御船蔵跡地
運河・万衛門川など、知る人ぞ知るマニアックな場所にも。
江戸時代の地図と照合しながらの史跡巡りは
まるで「ぶらタモリ」気分。(*^_^*)
湊公園内にある湊公園ふれあい館を利用して
昼食を兼ねた水戸藩別邸・い賓閣のミニ講座が行われ
歴史大好きな参加者から活発な質問が飛び交いました。
湊公園で最も見晴らしの良い日和山では
古い写真と見比べての”こだわり解説”もあり
参加者は興味津々!?
公園内に点在する史跡を巡った後は
昭和初期の建物「あさ川」(元は醸造業)を見学。
現在は店舗として使われておりませんが
「い賓閣復元研究会」メンバーSさんの所有ということで
この日のために参加者限定での特別公開!
当主Sさんから直々に詳しい説明を受ける中で
最近引き出しを整理していたら大量に見つかったという
明治時代の色鮮やかな錦絵が示されるなど
参加者の好奇心はますますヒートアップするばかり。
カレンダーやうちわを販売する「明石屋 安源七商店」。
大正初期の建物には印刷用の古い原版や珍しいお宝が。
老夫婦に代わり、お嬢さんが透き通るような美声で
説明されると、参加者一同うっとり〜!
もっと聞いていたかった??
説明が終わると、うちわが飛ぶように売れました〜!
男性陣の購入が多かったような気も?
大満足で那珂湊駅に戻ると、おらが湊鐵道応援団の
みなと源太さんが自慢の歌声でライブ活動中!
お客さんから大きな拍手を浴びておりました。
かくして、お得感満載のイベントは無事終了。
気がつけば、本日の歩数は約1万歩にも。
それにしても歴史の町・那珂湊は、町も人も熱かった〜!!
長松院とアジサイ [歴史・レトロ・旅行]
昨日は梅雨空に惹かれて、久しぶりに東海村石神内宿にある
古刹・長松院(ちょうしょういん)へ出かけました。
この辺りにしては珍しい禅寺で
塵ひとつない広い境内は静けさが漂い
神秘的な佇まいを見せてくれます。
禅寺らしく
境内の一角には「来迎五祖之庭」と名付けられた石庭も。
ここは知る人ぞ知る〜ご近所のアジサイ寺。
この時期になると、こちらの「あじさい苑」が
無料で公開されています。
まだ開花には早かったようで
杉木立に覆われた苑内のアジサイはイマイチ。
今月末〜来月上旬が見頃かと思います。
それでも苑内の散策路を進むと「臥牛石」や「伏虎石」
のような曰くありげな方位石に興味を惹かれます。
さらに奥に進むとお堂の屋根が。
石段の先にあるお堂は
厄除け開運のお不動様で、通称・あじさい堂。
毎月28日午前に祈祷が行われるそうです。
長い参道には様々な色のアジサイがひっそりと
梅雨空を彩っておりました。
すぐ近くには1490年頃に築かれた堅固な山城
石神(いしがみ)城跡が史跡公園として整備されています。
城主・小野崎氏の建立による禅寺を
アジサイの花を愛でながら歴史探訪するのも格別ですよ。
境内の西端には「石神城主歴代霊廟」が
保存されているので必見です。
陶芸の里・益子を散策 [歴史・レトロ・旅行]
お出かけ日和なので、何年ぶりかで益子町へ。
笠間まで北関東自動車道を利用して約1時間で到着。
まずは150年前から製陶業を営み
益子で最大規模を誇る「つかもと」に立ち寄ってみました。
塚本家が所有する古民家で、3年前から蕎麦処を
営業しているというので早速入ってみることに。
太い柱をふんだんに使った黒光りする格調高い大空間!
これまではイベント会場として利用していたそうで
土間にはグランドピアノが鎮座しておりました。
注文したのは、限定15食「天もり蕎麦膳」(1500円)。
益子産の地粉にこだわった本格手打ち蕎麦を
「つかもと」の器と共に味わう至福のひととき。
ついで、敷地内にある「つかもと美術記念館」へ。
ここは近年まで塚本家の母屋だった重厚な日本家屋で
彫刻家・棟方志功が、この家で制作した肉筆の巨大屏風を始め
貴重なお宝がずっしりと陳列してありました。
外観は平家風なのに内部は一部、屋根裏部屋となっており
そこには塚本家代々の様々な生活用品が
大切に保管されておりました。
せっかくなので、併設のレトロな雰囲気の「茶房」に入ることに。
益子焼で人間国宝の故・島岡達三氏制作のコーヒー椀で
挽きたてコーヒーをいただけるなんて、まさに贅沢夢気分!
その後、共販センターや陶器通りを散策して
たっぷり目の保養をしたのでありました。
わずか3時間ちょっとの滞在でしたが
とても中身の濃いリッチな時間となりました。
龍ヶ崎市方面へ [歴史・レトロ・旅行]
今日は小雨模様の中
市民交流センターの休館日を利用して
「NPO法人未来ネットひたちなか・ま」の関係者20名で
「龍ヶ崎市民活動センター」へ研修に出かけました。
わたしゃ〜長いこと茨城県に住んでいながら
まだ龍ヶ崎には行ったことがないんですよ。
途中、阿見町にある「予科練平和記念館」を見学。
「七つボタンの予科練」に憧れて
高倍率の厳しい選抜試験に見事合格し
日夜過酷な訓練に耐え抜いたものの
迎えた運命の太平洋戦争では
愛するお国のために悲惨な末路をたどった
数多くの優秀な若者たち。
当時の様子を生々しく伝える遺留品の数々。
こんなことが実際にわずか数十年前に起こったとは!
まるで時が逆戻りしたようでした。(涙)
館内は撮影不可でしたが
屋外の格納庫には近年制作された
「ゼロ戦」の実物大の復元模型が!!
こんな小さな戦闘機で、遥かに物量に勝る米軍と
真っ向勝負を挑んだとは!(◎_◎;)
見学記念に「海軍カレー」を購入してきました。
ランチは牛久市の「坂東太郎」で。
これに、うどんorそばが付いては食べ過ぎ〜〜!!
目的の「龍ヶ崎市民活動センター」は
廃校を利用したほのぼのとした施設。
広いスペースを存分に活用され、とても羨ましい限り。
センター長さん始めスタッフの皆さんの自然体での
対応にも癒されて、和やかな交流ができました。
帰途、牛久市の落花生専門店「いしじま」へ。
巨大な落花生の野外オブジェが目印です。
新横綱・稀勢の里の出身地だけに
至る所にお祝いメッセージが!
店内はもちろん〜豆・豆・豆尽くし!
気が付けば、4種類も買ってしまいました。
帰宅してから豆菓子をつまみだしたら
梅味〜胡麻味〜抹茶味〜トマト味と
次々手が伸びちゃって
♫〜もう、どうにも止まらない〜♬
大阪滞在最終日 [歴史・レトロ・旅行]
いよいよ大阪滞在も最終日となり
帰途に着く前にプチ観光することにしました。
先ずは、天王寺駅にある日本一の300mの
高さを誇る「あべのハルカスビル」へ。
オープンしたばかりの3年前に行った時は
大混雑で諦めたのですが
今回は早い時間に行ったので殆ど待たされずに
最上階(60階)の展望台「ハルカス300」に到着です。
高さ288mからの超絶パノラマに大興奮〜!!
総ガラス張りの「天空回廊」が圧巻でした〜!
58階には吹き抜け構造の「天空庭園」も。
屋外感覚で癒しのランチが楽しめました。
一部シースルーの床もあり、高所恐怖症気味な
私は思わずゾクゾク。(´⊙ω⊙`)
追加料金500円で、ジャスト300mの
ヘリポートのある屋上まで行けるのですが
もうここだけで十分過ぎまする。
ついで地下鉄で一駅先にある
聖徳太子ゆかりの古刹「四天王寺」へ。
聖徳太子の開基による日本初の官寺で
日本書紀に推古天皇元年(593年)創建と記述のある
由緒ある寺院ですが、度重なる災害のため
古い建物はことごとく失われてしまったそうな。
西側の参道から入ると
何故か〜石鳥居(重要文化財)が?!
お寺なのに鳥居があるのは不思議ですよね。
鳥居の先には堂々たる極楽門がお出迎え。
この寺は、南から北に向かって
仁王門(中門)、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べ
それらを回廊が囲む「四天王寺式伽藍配置」という
日本では最も古い建築様式だそうです。
なので本来なら
南側の参道から入るのがスジなのですが
あいにく主要な建物は大規模な修復工事中!
自由に見て回ることができず残念。
それでも五重塔は、螺旋階段で最上階まで昇れ
心柱内に安置された舎利塔(ブッダの遺骨?)を
拝むことが出来たので、ラッキーでした。
五重塔のすぐ向こう側には
先ほど登頂?してきたばかりの日本一の高層ビル
「あべのハルカスビル」の雄姿が〜!
かくして、殆ど駆け足で巡った
”2泊3日大阪の旅”は終りました。