「うつろぶね」見たさに [展覧会・ギャラリー]
先日、「県北芸術祭」の際に立ち寄った
小貝ケ浜の「虚舟ミニミュージアム」に刺激され
ついに昨日、同様の資料が展示してあるという
森美術館(六本木)で開催中の「宇宙と芸術展」を見てきました。
”宇宙”は古来から人間にとって最大の関心事であり
信仰や研究の対象として世界各地の芸術の中で
数多く表現され、多くの物語も生み出してきました。
隕石や化石から、ダビンチ、ガリレオの天文学手稿や
曼荼羅、日本最古のSF小説とも言える「竹取物語」絵巻
さらには現代アーティストによるインスタレーションや
宇宙飛行など、古今東西のジャンルを超えた
多様な出展物が一挙公開されています。
(同展パンフレットより略引用)
”撮影OK”の作品を撮ってきましたので
異色の?展覧会の雰囲気を感じて下さい。
こちらのダークな空間に"例のもの"が・・・?
出たあ〜虚舟(うつろぶね)!
遠い東洋の異国で起きた不確かな情報なのに
なぜか外国人が惹きつけられるとはねえ?
左側は虚舟漂着時の様子を想像して描いた油絵。
さらに、虚舟の模型(右側)まで作っちゃうなんて
グラッソさんは相当マニアックな方ですねえ。
そしてこちらには
国内に存在する3点の資料が出展されておりましたが
江戸時代にもUFOが来ていたのかなあ?
しかもよりによって、現場が我が常陸國とはねえ?
瓦版に載るほどホットな1803年の大珍事!
まんざら作り話でもないのかなあ?
1)「うつろ舟の蛮女」弘賢随筆(1825年)より
・女性が大事そうに抱えている箱には
いったい何が入ってるの?
・舟に書かれている奇妙な文字は?
2)「常陸國鹿島郡京舎ケ濱流船」
かわら版ずり(1844年)より
3)「万寿堂 小笠原越中守知行所着舟」
漂流記集(江戸時代後期)より
知的好奇心を煽られてさらに向かった先には
壮大な宇宙飛行関連のブースが待ち構えていました。
今から47年前の1969年7月20日に
アポロ11号が初めて月面着陸に成功し
アームストロング船長が人類として初めて
地上に脚を降ろした瞬間に、地球と交わした
あまりにも有名な交信記録がこちら〜!
「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが
人類にとっては偉大な飛躍だ」
カッコ良過ぎるほどの名セリフですが
もしかして事前にしっかり考えていたのかもね?
会場を出てミュージアムショップを巡ってみると
そこにはUFOのような虚舟の形をイメージした
どんぶりやTシャツ、サーモボトルなど「虚舟グッズ」が
並んでいたので思わず笑っちゃいました。
こんな奇妙なもの買う人がいるのかなあ?
52階の「ミュージアムカフェ THE SUN」に入ると
運良く窓際の特上席に案内され
東京タワーを間近に眺めながらの天空ランチ?を
しばし楽しむことができました。
隣席の女性客は、同展とのコラボメニューである
「ブラックホールかき揚げ丼」を注文されてましたが
食器にはショップで見かけた〜あの「虚舟どんぶり」が!
2016-12-03 11:39
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私が「大洗の歴史と自然を楽しむ会」に参加していた頃(数年前)、この話題も登場してました。その時は、その舞台は大洗では? とのことでしたが。;^_^A
その時のメンバーたちの考察では、どこかの外国から漂流してきた小舟ではないか? という意見で落ち着きました。
あるメンバーの推理?では、大洗神社の近くに「茶釜神社」というのが、実際にあり、その「うつろ舟」と、何か関連があるのでは? という意見もありました。
何やら、ミステリアスで、楽しい話題ですよね。♪( ´θ`)ノ
by ポテト姫 (2016-12-04 04:47)
ポテト姫さま
確かに大洗神社は、その由来からしてミステリアスですよね?
境内社の茶釜神社もそうですが、烏帽子神社も謎めいていますし。楽しそうなテーマなのでお仲間で調べてみて下さい。
by sonochan (2016-12-04 21:23)