重要文化財・旧三笠ホテルに魅せられて [歴史・レトロ・旅行]
旧軽井沢の市街地から少し離れると
辺りは雑木林に囲まれた超高級別荘地。
こんなところに別荘を構えられるなんて羨ましいけど
いったいどうやって建物を維持管理しているのかな?
お金も相当かかるだろうな?などと
無駄な考えを巡らせていると、突然
レトロな洋風の建物が視界に飛び込んできました。
明治期に当時の最先端・最高級の設備を備えて建てられた
木造純西洋式ホテル建築の重要文化財「旧三笠ホテル」です。
その華麗な佇まいから”軽井沢の鹿鳴館”とも。
個人的には明治期の西洋建築を見るのが大好きなもので
一目見てすっかり虜になってしまいました。
設計・施工とも全て日本人によって行われたそうで
手の混んだ複雑な装飾を随所に見ることがことができます。
西洋文明の香りが色濃く漂うロビー室。
各部屋には全て暖炉が備えられています。
格子窓越しに見える景色の何という美しさ!
開業当初は主に外国人の利用が多かったようですが
次第に近衛文麿や渋沢栄一、大隈重信など
日本を代表する政財界人が数多く滞在するように。
戦後は米軍に接収されたりと、様々な経過をたどり
昭和55年に軽井沢町に贈与、同時に国の重要文化財に指定。
一般公開されるようになったそうです。
(同館パンフレットより)
こんな貴重な明治期の本格洋風建築物が
軽井沢の森の中にひっそりと存在していたなんて。
2017-11-10 18:51
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コメント(2)
美しい建築物ですね。
ここにSONOさまがタキシード姿でいらしたら、もっと素敵でしょうに…
by Q (2017-11-11 21:14)
鹿鳴館を彷彿とさせるこちらの建物で、Qさまのソプラノが独り占めで聴けたらなんと素晴らしい事でしょうね。(*^_^*)
by sonochan (2017-11-11 21:54)