クリスマス・プレゼント・コンサート [アート・カルチャー]
早々と2人分のチケットを確保しておいたものの
その後事情があって、行けるかどうか分からなかった
今宵のコンサート・・・。
毎年楽しみにしていたのになかなか実現できなかった
水戸芸術館での「クリスマス・プレゼント・コンサート」に
無理して何とか潜り込むことができました。
水戸市出身で日本を代表する作曲家・池辺晋一郎さんの
企画と軽妙なトーク(というかダジャレ連発)による司会で
大いに楽しめた2時間半のプレミアムな時間。
聖夜を祝うハレルヤを、地元「あひる会合唱団」の混声合唱と
エレクトーンを主軸に、プロのソリストとトランペッターが
加わり、とても荘厳で感動的な演奏に浸ることができました。
バンドネオンのソロや、心に染み入るメゾ・ソプラノの
豊かな歌声、トランペットのソロ演奏も。
途中、豪華プレゼントの抽選会もありましたが・・・残念。
素晴らしい演奏もさることながら
池辺さんの”畳み掛けるような生ダジャレ”を
10発近くも聞けたのは貴重な体験だったかも。(笑)
休憩時間に外へ出てみると
噴水のライトアップがなんとも幻想的。
開場前と終演後にはエントランスホールで
パイプオルガンなどによるクリスマスメドレーの
演奏サービスもあり、とてもお得なコンサートでした。
無理して参加してよかった。
来年も引き続き参加したいもの。
このまま何事もなく越年できると幸いなのですが・・。
蛇にブルガリ [展覧会・ギャラリー]
ちょうど一週間前、六本木ヒルズ53階の森美術館を見た後
大東京を一望できる展望回廊『東京シティビュー」を巡っていると
高級宝飾品ブランド「BVLGARI(ブルガリ)」の展示会場が?
高級ブランドとはまるで無縁な我々ですが
入場無料なので恐る恐る入ってみることに。
スーツバッチリの男性社員や多数のガードマンが
そこかしこで目を光らせている緊張感漂う会場内には
いわくありげな作品が並んでおりましたが
なんと〜それらの全てが私の苦手な
『蛇』をモチーフとしたものばかり?
例えばこの女性の舌は、もしかして蛇の舌?!
芥川賞作家・金原ひとみのデビュー作「蛇にピアス」にも
舌に二股の切れ目を入れる「蛇の舌」(スプリット・タン)の
記述が出てきますが、なんだかこわ〜〜い!!
こちらの極彩色の立体作品は
以前、森美術館で見たことのある
女性アーティスト「ニキ・ド・サンファル」の作品。
まるで日本神話に登場するヤマタノオロチ??
蛇を装飾に用いたヘビーな椅子も?
こちらは別の作家の布製の蛇ですが
一方ではユーモラスな大作絵画も。
会場の最後にはスポンサーであるブルガリ社の
超高級そうなバッグや宝飾品などが
ゴージャスなショーケースに鎮座しておりました。
よく見るとそれらには蛇の鎌首が!!
世のセレブなご婦人方はこんな不気味なデザインに
憧れるものなのでしょうか?
宝飾品に興味のない私には理解できませんでしたが
さすがにチャコ様は知っていたようでした。
後で調べてみたら以下の記述が。
「誘惑・再生・変容のシンボルである蛇は
何世紀にもわたって神話や伝説に登場し
人々を不思議な力で魅了してきた。
ブルガリはそんな魅力的な魔力を持つ蛇を
美しいゴールドや宝石で表現。
数々のブレスレットやウオッチを生み出している」云々
そういえば日本でも古来より、白蛇は神様のお使いとか
蛇の抜け殻を財布に入れておくと金運に恵まれる
などの言い伝えがありますよね。
干支にも「巳年」があるし〜妙に納得。